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面知ろいから始まる成長
面白いの前にあるもの 最近、私たちは一つの言葉について考えています。 それは、 「面白い」 という言葉です。 野球の世界では、 「楽しめ」 「野球を楽しもう」 という言葉をよく耳にします。 私たちもこれまで、 「楽しい」ではなく、 「愉しい」 という言葉を大切にしてきました。 しかし最近、 そのさらに手前にあるものに気づき始めています。 それが、 「面知ろい」 です。 面(現実)を知る 面知ろいとは、 面(現実)を知ることです。 自分を知る。 できていないことを知る。 できることを知る。 仲間を知る。 可能性を知る。 そして、 もっと知りたくなる。 もっとやってみたくなる。 そんな状態です。 子どもは「なんで?」の天才 私たちは日々の指導の中で、あることを感じています。 子どもたちは本来、 「なんで?」の天才 だということです。 幼い頃の子どもたちは、 なんで空は青いの? なんで海は青いの? なんで鳥は飛べるの? なんで? なんで? なんで? と、次から次へと問いを生み出します。 ところが成長するにつれて、 その「なんで?」が少なくなっていきます
6月19日


質問する選手を育てるのではなく、質問できる文化を育てる
最近、私たちが現場で考え続けているテーマがあります。 それは、 「どうすれば質問できる文化が生まれるのか」 ということです。 よく、 「質問する選手は伸びる」 と言われます。 私自身もそう感じる場面はたくさんあります。 しかし、現場で選手たちを見ていると、もう少し深いものがあるように感じています。 伸びている選手は、必ずしも質問が多いわけではありません。 説明を聞いている時の表情が違います。 目が光っている。 そして時には悩んでいる顔をしています。 理解しようとしている。 自分なりに考えようとしている。 何とか腹落ちさせようとしている。 そんな姿が見えます。 一方で、伸び悩む選手にも共通点があります。 話は聞いている。 返事もしている。 しかし、どこか聞いたつもりになっている。 できなかったことを残念に思うだけで終わってしまう。 もちろん、それは能力の差ではありません。 私自身も今、選手たちを見ながら考えています。 何が違うのだろう。 どこで差が生まれるのだろう。 そして最近、一つの仮説が見えてきました。 それは、 質問は成長の結果ではなく、成長
6月19日


できた顔ではなく、目が光った顔
先日の練習で、ある2年生の選手とキャリオカに取り組みました。 キャリオカは、野球の動きづくりや身体操作の土台となるトレーニングの一つです。 しかし、この選手は1年以上、この練習から距離を置いていました。 技術的にできないというよりも、自分の苦手なことに向き合うことを避けているように見えていました。 そこで今回は、3年生の選手とマンツーマンで取り組む時間をつくりました。 ある程度できるようになるまでボールは持たせない。 ただし、怒るのではなく、一緒に挑戦する環境をつくる。 それが今回のテーマでした。 最初は表情も重く、身体も思うように動きませんでした。 何度も失敗し、思うようにできない時間が続きました。 それでも3年生は根気強く声をかけ続けました。 「もう一回やってみよう」 「今のは良かったよ」 「少しできるようになってきた」 そんな言葉を繰り返しながら、一緒に取り組みました。 そして約1時間後。 完璧ではありません。 本人も「できた」とは思っていないかもしれません。 それでも私は、はっきりと感じた変化がありました。 それは、 「できた顔」ではなく
6月19日


⚾「考える・動く・見つめる・高める」――上達のしくみを科学でひもとく
私たち西かがわLINK BASEBALLが大切にしている「考える・動く・見つめる・高める」という4つの理念。 実はこの流れこそが、脳や神経のしくみに沿った“本当に上達する”練習法です。 選手・指導者・保護者が一緒に理解し、共に成長するための科学的なメソッドをご紹介します。 🧠 「できた」と「身についた」のちがい 「できた」は、そのときたまたま成功した状態。 「身についた」は、どんな場面でも自然に再現できる状態。 つまり「できた」は“結果の成功”、「身についた」は“脳の構造が変わった証”なのです。 🚀 理念 × 学びの流れ 私たちの理念『考える・動く・見つめる・高める』は、脳と体が上達していく4つのステップとぴったり対応しています。 ① 考える(Think) ― 理解する力を育てる段階 ― 選手:なぜこの練習をするのか? どう動けばいいのか?を自分の言葉で考える。 指導者:目的を明確に伝え、選手に「なぜ?」を考えさせる。 保護者:子どもが“考えて取り組む”姿勢を応援する。 🔹 野球での例:ピッチングで「体重移動はなぜ必要なのか?」を理解し
2025年10月28日


🔶 ゴールから始まる成長 ― 西かがわリンクベースボールの育成サイクル
― GROWとPGCAを活かし、考える・動く・見つめる・高める力を育む ― 私たちは、単に「うまくなる」ことよりも、“自分で考え、動き、見つめ、そして高めていく力”を育てることを目的としています。 🎯 なぜ「PDCA」ではなく「ゴールから」なのか PDCAは「計画→実行→確認→改善」という流れで、企業や業務改善には非常に有効です。 しかし、子どもたちにとっては「計画通りに進める」ことよりも、「なぜそれをやるのか」「どんな自分になりたいのか」という目的意識と自己決定の体験こそが大切です。 そこで私たちは、目的やゴールを先に置く2つのサイクルを使い分けています。 🌀 西かがわリンクベースボールの2つの育成サイクル ① GROWモデル ― 目標達成のためのコーチング型 選手の思考と主体性を育てる場面で活用しています。 段階 内容 育成の狙い G:Goal(ゴール) どうなりたいかを明確にする 目的意識・自律性の育成 R:Reality(現状) 今の自分を正しく見つめる 自己理解と課題発見 O:Option(方法) どんな方法があるかを考える 創造性
2025年10月25日


⚾ リズムとタイミング ― 打撃の“見えない軸”を整える
■ 「スイング」より前に始まっている打撃 多くの指導者が「スイングの形」や「手の使い方」を重視します。しかし本当に大切なのは、打つ前の動き――つまり、「リズム」と「タイミング」です。 リズムとは、自分の動作のテンポを整えること。タイミングとは、相手(投手)と動きを合わせること。この2つのバランスが噛み合ったとき、打者は「間(ま)」を支配できます。 ■ リズムとは「自分のテンポを守る力」 リズムとは、動作の流れを滑らかにし、力を自然に出し入れする身体のテンポ。音楽でいえば「拍子」。野球では「準備→始動→割れ→インパクト→フォロー」までの流れ。 たとえば「イチ・ニー・サン」「トン・トン・パッ」など、拍でスイングを組み立てると無理のないスイングリズムが生まれ、結果として再現性が上がります。 リズム=自分の身体と呼吸を整えるテンポ「速さ」ではなく「流れ」をつくる力 ■ タイミングとは「相手と同期する力」 タイミングは、相手の動作と自分の始動を**シンクロ(同期)**させること。「相手が腕を下げた瞬間に始動する」「トップの位置を相手の動作と合わせる」など、
2025年10月22日


全ての選手を投手として育成しよう
◆ 投手は野球の縮図である 少年野球において、試合中に投手・捕手間で処理されるプレーは全体の6割以上を占めます。三振・四球・バント・ピッチャーゴロなど、ゲームの始まりと終わりの多くが投手を中心に展開されるのです。 投手は、試合中に最も多くボールを扱い、集中している時間も長いポジションです。バントやゴロの処理においては、360度すべての方向に投げる・反応する必要があるため、ショートやサードに求められる動き以上に、広範な守備力が求められます。 ◆ 守備力の中心としてのピッチャー経験 投手の守備が上達すれば、他のポジションでも安定した守備が可能になります。投手は野球のすべての動きを内包しており、その体験が総合的な守備力の基盤となります。 ただし、子どもにはピッチャーだけをやらせるのではなく、ピッチング・野手・練習をバランス良く経験させることが大切です。投手としての体の使い方や足の運びを学ぶことは、全選手にとって有益であり、個人のレベルアップ・チームの底上げにつながります。 ◆ 失敗から学ぶ:スローイングの落とし穴 高校野球を見ていても、投手が焦った場面
2025年10月10日


大量失点の始まりは「無理」から訪れる
― 無理と萎縮の狭間で、成長を掴む ― 試合の流れが突然崩れ、わずか15〜20分で大量失点——。そんな“悪魔の時間”を経験したことがあるチームは少なくありません。その原因は、技術よりも「心理」と「準備」に隠れていることが多いのです。...
2025年10月8日


「教えたつもり、学んだつもり…」の理解
つもり指導が習熟を妨げる 指導の現場で陥りがちなのが「教えたつもり」「伝えたつもり」という落とし穴です。一方で選手も「わかったつもり」「できるつもり」にとらわれ、実際には理解も習熟も伴っていないことがあります。 これは指導者と選手の間にある“認識のズレ”が原因です。理解は...
2025年10月3日


「野球育成ノート、公開スタートのお知らせ」
西かがわリンクベースボールでは、これまで日々の練習や試合を通じて選手たちが記録し、学びを深めてきた「野球ノート」を大切に育ててきました。 このノートには、単なる練習記録だけでなく、 目標の立て方 振り返りの工夫 選手自身の気づきや学び 指導者や仲間とのやりとり...
2025年10月2日
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