全ての選手を投手として育成しよう
- tokiofujiwara
- 10月10日
- 読了時間: 2分
◆ 投手は野球の縮図である
少年野球において、試合中に投手・捕手間で処理されるプレーは全体の6割以上を占めます。三振・四球・バント・ピッチャーゴロなど、ゲームの始まりと終わりの多くが投手を中心に展開されるのです。
投手は、試合中に最も多くボールを扱い、集中している時間も長いポジションです。バントやゴロの処理においては、360度すべての方向に投げる・反応する必要があるため、ショートやサードに求められる動き以上に、広範な守備力が求められます。
◆ 守備力の中心としてのピッチャー経験
投手の守備が上達すれば、他のポジションでも安定した守備が可能になります。投手は野球のすべての動きを内包しており、その体験が総合的な守備力の基盤となります。
ただし、子どもにはピッチャーだけをやらせるのではなく、ピッチング・野手・練習をバランス良く経験させることが大切です。投手としての体の使い方や足の運びを学ぶことは、全選手にとって有益であり、個人のレベルアップ・チームの底上げにつながります。
◆ 失敗から学ぶ:スローイングの落とし穴
高校野球を見ていても、投手が焦った場面で各塁にスローイングする際、下半身が動かず手投げになってしまう場面をよく見かけます。これは、「距離が近いから手だけで間に合う」と頭で判断してしまい、本来必要な上下のバランスを崩してしまうために起きるミスです。
特にアウトが取れそうな場面ほど焦りが出やすく、結果として悪送球となり、試合の流れを崩す要因となります。このような事態を防ぐには、日頃の練習から下半身主導の投げ方を徹底し、どんな場面でも全身を使ったスローイングを習慣化することが重要です。
◆ まとめ
すべての選手を投手として育てることは、技術的にも戦術的にも大きな意味があります。投げる・捕る・守る・考えるという野球の本質が、投手には詰まっているのです。守備のレベルを高めたいなら、まずは「投手の視点」を全選手に経験させること。それが、守備力を育て、チーム全体の質を引き上げる確実な一歩です。







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