できた顔ではなく、目が光った顔
先日の練習で、ある2年生の選手とキャリオカに取り組みました。
キャリオカは、野球の動きづくりや身体操作の土台となるトレーニングの一つです。
しかし、この選手は1年以上、この練習から距離を置いていました。
技術的にできないというよりも、自分の苦手なことに向き合うことを避けているように見えていました。
そこで今回は、3年生の選手とマンツーマンで取り組む時間をつくりました。
ある程度できるようになるまでボールは持たせない。
ただし、怒るのではなく、一緒に挑戦する環境をつくる。
それが今回のテーマでした。
最初は表情も重く、身体も思うように動きませんでした。
何度も失敗し、思うようにできない時間が続きました。
それでも3年生は根気強く声をかけ続けました。
「もう一回やってみよう」
「今のは良かったよ」
「少しできるようになってきた」
そんな言葉を繰り返しながら、一緒に取り組みました。
そして約1時間後。
完璧ではありません。
本人も「できた」とは思っていないかもしれません。
それでも私は、はっきりと感じた変化がありました。
それは、
「できた顔」ではなく、
「目が光った顔」
でした。
西かがわメソッドでは、技術を身につけること以上に、
「上達することに上達する」
ことを大切にしています。
人は、できた時に変わるのではありません。
苦手なことに向き合った時。
逃げたくなることに挑戦した時。
できなかったことが少し前に進んだ時。
その瞬間から変わり始めます。
今回のキャリオカは、単なる運動練習ではありませんでした。
逃げていた自分と向き合う練習でした。
そして、その姿を支えた3年生もまた成長しました。
どうすれば伝わるのか。
どんな言葉なら相手の力になれるのか。
どうすれば仲間の挑戦を支えられるのか。
教えることは、自分自身を成長させる学びでもあります。
これは西かがわメソッドでいう、
「主体(自ら動く力)」
であり、
「自律(自ら見つめる力)」
であり、
そして、
「私ではなく、私たち」
の実践でもあります。
私は改めて感じました。
目が光るのは、
できた時ではなく、
挑戦した時なのかもしれません。
皆さんのお子さんは最近、
何に挑戦しましたか。
そして、
目が光った瞬間はありましたか。
WEST KAGAWA LINK BASEBALL
私ではなく、私たち。
ともに学び、ともに育ち、未来をつくる。





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